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トレードで勝つための渾身の1ページ

数あるトレードのサイトの中から、当サイトをご覧頂き、誠にありがとうございます。

当サイトでは、トレード初・中級者に向けて、トレードで勝つために役立つ情報を順次掲載しておりますが、その中でも『絶対に一番初めに読んで欲しい、渾身の内容』をこの1ページに詰め込みました。

このページを読むことで、

相場で勝ち続けるためには何が必要なのか

がしっかりと理解できるよう、体系的に整理しましたので、相場で息詰まったときや、学びを進める中で頭が整理できない時に、読み返すことで、相場の全体像の理解に必ず役立てて貰えると確信しています。

目次

簡単に自己紹介

ここで本題に入る前に、簡単に自己紹介させてください。

相場歴は15年以上です。が、寄り道して専念していない時期が多かったので、実質10年位でしょうか。

よって、ずっと勝ち続けていた訳ではなく、勝てない時期がかなり長かったです。

とっくにやめてもおかしくないほど、結果が出なかったのですが、何人かの友人と一緒に取り組んできたので、何とか続けることができました。

私がトレードを初めた後、友人を巻き込んで取り組み続けてきたのですが、私より遅く始めた友人の方が、圧倒的に成長が早かったこともあり、自分の成長の遅さに悩み続けました。

途中、あまりに上手くいかないので、トレード習熟までには時間がかかると考え、それまでの間、資金を余らせておくのは勿体ないと、長期投資、海外投資やビジネスなどにも途中取り組んだ時期もありました。

それらは結果が出たり、損失がでたり、色々でしたが、結果的に私が続けられたのは、トレードのみでした。

以上の簡単な経歴から分かるように、トレードで結果を出すまでにかなり右往左往してしまったのですが、相場の手法や勉強方法でも同様に右往左往してしまいました。

ありとあらゆる無駄なことをしてきた自分だから、逆に『何が大切だったか』が、今となっては身に染みて分かります。

このサイトでは、これまでの経験を元に、トレードで勝つために必要な情報をまとめて、お届けしていきます。

ちなみに、よくこのサイトを運営する理由を質問されることがあります。

自己紹介に詳しく書いてありますが、シンプルに言えば『何かを与えるほど、人生は豊かになる』と信じているからです。

情報発信というアウトプットによって自己を成長させながら誰かの役に立ち、当ページやトレードを通じた出会い等に繋げたいとの想いで運営してます。

相場で勝ち続けるために最も大切なこと

さて、先ずはここで『相場で勝ち続けるために最も大切なこと』そして、『それを支える3つの要素』について、大まかに説明させて頂きます。(詳しい説明は、後半に記します。)

『相場で勝ち続けるために最も大切なこと』それは、

相場参加者全体と同じ認識を持ち、有利な箇所に掛け続ける

ということです。

極論を言えば、

  • 「ここから上がる(下がる)だろう」
  • 「しばらく方向性は出ないだろう」

というような「相場参加者全体と同じ認識」を持っていれば、どこが有利な箇所かも分かり、仕掛けたポジションは全て利益になります。

そして、これを実現し続けるためには、それを支える3つの要素が必要となりますので、順を追って説明します。

1つ目の要素『環境認識』

相場は、相場参加者の注文によって動いていますが、その相場参加者には初心者、中級者、上級者など、様々な人が含まれており、みなさんが何らかの方法で相場を認識して売買しています。

よって、そういった様々なトレーダーを含めた「相場参加者全体と同じ認識」を持つことができれば、自分が「上昇のチャンスだ」と思ったところで、買いの注文が集まって、価格が上昇し、トレードで勝つことができます。

そして、「相場参加者全体と同じ認識」を持つために必要となるのが『環境認識』です。

相場参加者は、値動きや相場分析ツール等を活用し、相場状況が強いのか弱いのか、勢いはあるのか、価格が反転しそうな場所はどこなのか、といったことを認識しています。

「相場参加者全体と同じ認識」を持つためには、多くの相場参加者がどのように相場を見ているのか?を知り、理解し、自分でも同じ見方が出来るようになる必要があります。

なお、先程も書きましたが、相場参加者とひとくくりにいっても、初心者や中級者、上級者と、様々です。

よくトレードのことを知らない方や、初心者の方と話していると、『勝っているトレーダーは、素人が知らない特別な情報を知っているから勝てるのだ』と思っている人が多いです。

私も昔はそのように考えていましたので、「勝ち組トレーダーだけが知っている聖杯が存在するはずだ!」と鼻息荒く、散々探し回りました。

しかし、聖杯探しに明け暮れた結果、ことごとくその希望は打ち砕かれ、ようやく「聖杯など無い」ということを理解し、聖杯探しのループから脱却。

そして「基本を押さえたトレード」にシフト出来たおかげで、ようやく少しずつ『本当の意味でのトレード力』の向上に繋げられるようになり、徐々に中級者、上級者(まだ上級とは言えないかもしれませんが)と成長することができました。

ですから、このページを読んでも、『この情報を知れば必ず勝てる!』というような、裏技的な情報、いわゆる聖杯は載っていません。

載せてあるのは、「相場参加者全体と同じ認識」を持つために必要だと私が考える、最低限の基礎知識です。

2つ目の要素『シナリオ想定』

1つ目の「環境認識」では、相場状況を値動きやいくつかの相場分析ツール等で判断しますが、これは「環境認識を行った時点」での解釈となります。

一方、我々がトレードするのは、この後すぐなのか、1時間後なのか、明日なのかは分かりませんが、「未来」のことです。

よって、「環境認識」の後に、この先(未来)の値動きを想定する必要があります。

未来の値動きを想定というと難しく感じるかもしれませんが、相場の大まかな動きは、基礎を学び、経験を積めばある程度できるようになります。

例を挙げると、

『ここで折り返せば、前回高値に向けた上昇ターンへ移行しそうだが、逆に抜ければ、次は一段下を目指しそう』(左図)

『この上昇が前回の高値よりも手前で折り返せば、次は一段下の安値を目指した下落ターンへ移行しそうだが、崩せばもう一段上を目指しそう』(右図)

といった具合に、『環境認識』で学んだ知識や経験を元に、この後予見される値動きの展開をシナリオとして想定できるようになります。

しかし、これは残念ながらどれだけ頑張っても100%読めるようにはなりません。

例えば、どれだけ高い確率でAというシナリオ展開になりそうでも、それを覆すようなBという展開や、Cという展開になることは、決して珍しくないです。

そして、シナリオA・B・Cといった複数のシナリオを想定することは、時間を使って相場の状況としっかり向き合えば、面倒ではあるものの難しいことではありません。そして、実はこれがトレードで勝ち続けるのに、なくてはならないスキルとなります。

その理由は大きく2つ、

  • 波に乗る確率を高める
  • 不要な負けを減らす

ためです。

まず、想定したシナリオ通りの値動きが来た時、既に待ち構えて準備できているので、準備できていない状態と比較して、狙った波に乗れる確率が高くなります。(①)

そして、シナリオを立てておくと、シナリオ外の動きに対して、無計画に手を出してやられにくくなります。(②)

その理由は、この巻頭部分で説明すると長くなりすぎてしまうので、詳しくは後ほどお伝えしますが、この部分が相場で利益を出すための”キモ”になります。

3つ目の要素『プライスアクション』

プライスアクションとは、実際の値動きそのものをみて、相場を分析する方法です。

1つ目の環境認識、2つ目のシナリオ想定を学び経験を積むと、エントリーに適した箇所(つまり、価格が反転していく可能性が比較的に高い場所)が分かるようになってきます。

ですが、その箇所まで価格が来たとしても、そこで何も考えずエントリーしてしまうと、それは「ギャンブルトレード」つまり、優位性が低いトレードになってしまいます。

何故でしょうか。その理由は、

多くの上級者は「価格が反転した」という事実でポジションを持つから

です。

この『価格が反転した』と判断するために必要となるのが、「プライスアクション」です。

1つ目の環境認識、2つ目のシナリオ想定の力を高めれば、中級者や上級者と同じようにチャンスとなる箇所を認識できるようになります。

ですが、上級者の多くは、その箇所に到達したからという理由だけでポジションをもつことはほとんどないんですよね。

もちろん、到達後に即エントリーすることが絶対に無いわけではありません。

見定めておいた箇所に到達後、チョットした反発で即エントリーし、反転の底から波に乗れるようなトレードも不可能ではありません。

ですが、そういったトレードは基本を押さえたトレードで勝てるようになってからでも十分ですし、いきなり応用から覚えようとしても、意識が分散してしまって覚えられるものも覚えられなくなってしまいます。

ちなみに、相場が反転する場合は、何らかの反転のパターンを形成してから反転していきます。

ただでさえ少ない相場の狙える箇所の中で、せっかく相場が反転のパターンを形成してくれるのですから、それを使わない手は無いです。

1つ目の環境認識、2つ目のシナリオ想定によりチャンスとなる箇所を選定できるようになったら、3つ目となるプライスアクションを見極めることで、さらに優位性を高めることが出来ます。

まとめ と 3つの要素より100倍大切なこと

以上を簡単にまとめると、『相場で勝ち続けるために最も大切なこと』それは『相場参加者全体と同じ認識を持ち、有利な箇所に掛け続ける』ことであり、そのためには以下の3つの要素が大切となります。

  • 環境認識:相場環境を多角的に視て、ポジションを取るのに優位な環境・箇所を判断すること
  • シナリオ立て:現時点の相場状況から推測される値動きのパターンをいくつか想定し、パターンに応じた売買プランを検討すること
  • プライスアクション:環境認識により検討したEntryポイントへ価格が到達した際、そこでのプライスアクションを見極めて、EntryやExitもしくはEntryの見送りを実施すること

そして、3つの要素よりも100倍大切とも言えるのが、この3つの要素を

ことです。

イメージが掴めるように氷山のイラストを使って「出来る」ということを示してみました。

イラストに示すように、「出来る(=勝ち続ける)」という状態になるには、必ず知識や練習といった土台が必要となります。

一番下の知識についてですが、記載した通り、このインターネット社会では、膨大な情報に溢れており、その内容も玉石混交と言えます。

そして、その膨大な情報の中から、本物の知識を得る必要があります。

もしも、自分が得た知識が偽物だった場合、頑張って練習してもトレードレベルの向上は期待できません。

ちなみに、私は物事に取り組むときに、どうしても細部に目が行ってしまうタイプなのですが、相場に関する情報というのは、本当に探そうと思えばどれだけでも出てくることから、初心者のころは、新たな情報を入手しては、それらを細かく調べたり、研究したりして、無駄に時間を浪費してしまうという罠に陥っていました。

そんな私だからこそ、無駄だったことと必要不可欠だったことが、今となってはハッキリ分かります。

私のことを知らない人からしたら、私の情報も玉石混交の情報の一つに過ぎないのは分かっていますが、それでもこの氷山の土台となるように本物の知識を掲載していきますので、役に立てると嬉しいです。

さて、本物の知識が手に入ったとして、次に必要となるのが、本物の知識を土台とした圧倒的な練習や実戦です。

これに関しては氷山のイラストに示したように、

本物の知識を得ること以上に、練習・実践が占めるウエイトは圧倒的に大きい

というイメージをしっかりと掴んでおいてください。

それでは以降は、環境認識から順番に詳しく説明していきます。

環境認識

相場で勝つためには、もちろん相場がどのように動いているのかを理解する必要があります。

では相場はどのように動いているのでしょうか?

相場の値動きは、すべての相場参加者の注文の偏りで上がったり下がったりしています。

そして、個々のトレーダーの大半は、売買の判断材料として、ダウ理論・水平線・MA・フィボナッチ・ボリンジャー… といった、何らかの相場分析ツールを活用しています。

ある人は、ダウ理論を基に
ある人は、水平線に支えられたから
ある人は、MAに支えられたから
ある人は、日足を根拠に
ある人は、1時間足を根拠に
ある人は、複数のツールを根拠に

そういった相場参加者全体の認識(に伴う注文)が値動きを作っています。

よって、それら全ての注文を把握して、トレードできれば確実に勝てる!⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝ヤッタネ

のですが、そんなことは現実的に不可能です。( ゚Д゚)エーナンデ?

では、相場参加者全体の認識を掴むために、どうすれば良いのでしょうか?

私の答えは、個々のトレーダーが使っている

ということです。

相場参加者全員の行動を把握することはできませんが、皆さんがどのようなポイントに注目してトレードしているかの、見当を付ける事はできます

それは書籍やインターネットで学べる基本的な知識を、デモトレードやリアルトレードの経験を通じて、検証・体感していけば、概ね掴めるものです。

経験を重ねていくと、同じような値動きを何度も見かけるので、水平線やMAはまだ分かるけど、フィボナッチとかも本当に意識されてんだねぇ~、と本当に面白いです。

ちなみに私の個人的な感覚で言えば、『主要な分析ツール』としては

  • ダウ理論:目線付け、相場の転換判断
  • チャートパターン:相場の転換判断
  • エリオット波動:旨味のある波の見極め
  • 水平線:節目の設定
  • MA:押し目候補の選定
  • フィボナッチ:押し目候補の選定
  • MTF分析(マルチタイムフレーム):複数時間足の相互関係を加味した判断

この辺りのツールのいくつかを押さえておけば、概ねトレードするのには困らないと考えています。(多すぎますね。)

それぞれの役割を順番に説明しますので、理解してトレード力の向上に繋げていきましょう。

ダウ理論:目線付け

相場でポジションを持つためには、何らかの方法で売るか買うかを判断しなくてはなりません。

ちなみに、あなたはトレードする際に、完璧に目線を決められていますでしょうか?

ダウ理論は、売り買いの目線(今、買いで攻めた方が優位か、売りで攻めた方が優位か)を判断するのに役立つ理論です。

ダウ理論については、こちらのページで詳しく説明していますが、相場判断ツールとしては、恐らく世界で一番使われている重要度の高いツールとなります。

ダウ理論の要点だけ簡単に説明すると、下の図のように、高値・安値を切り上げていれば『買い目線』となります。

反対に、下の図のように、高値・安値を切り下げていれば『売り目線』となります。

しかし、相場は一方的には進まず、どこかで必ず方向転換します。

ダウ理論では、下図のように『高値更新に至った最後の安値(A)を下抜いたら上昇トレンド終了』≒目線転換となります。

逆もまたしかりで、売りの場合は真逆となります。

ちなみにこの後、ダウ理論に続いてエリオット波動を説明していきますが、これらを理解し使えるようになるのに、前提として『波』についての理解と、認識力が必要となります。

相場では、上の解説図のようにキレイな波ばかりが出るわけではありません。
状況によっては、全く波が認識できないカオスな相場状況もありえます。

また、波の大きさもまちまちです。
現在の時間足で小さく上下していても、下位の時間足ではしっかりとした上下の波が認識できることもあります。

私は、下チャートに示すような波の大きさがしっくりくるのですが、この辺りは人によっても若干物差しが違うため「この位が適切」と伝えにくい部分ですが、経験を重ねていけば、判断できるようになります。

少し脱線しましたが、ダウ理論を身につけることで、相場参加者全体の目線(『売り優位』とみているか、『買い優位』とみているか)に自分の認識を合わせることが出来るので、勝ちに繋がる可能性を高めてくれます。

チャートパターン:相場の転換判断

相場では、値動きの転換および継続を示唆するチャートパターンを形成することがあります。

基本的には、相場が形成する波の起点となる「底および天井」から波に乗りたいことから、ここでは特に重要となる相場の転換を示唆するチャートパターンだけを抜粋して紹介します。

先ず、下落してきた波が上昇に転じる際に表れやすいチャートパターンを下図に示します。

これ以外にもパターンは存在しますが、ダブルボトム・逆三尊は発生頻度が多いパターンです。

ダブルボトムでは、基本的には2回目の安値は1回目の安値よりも切り上がることが多いですが、若干の切下げであればダブルボトムとして許容されることもあります。

また、先ほどダウ理論で説明した「目線転換線」がネックラインよりも上に位置することから、「目線転換線」を上抜くまでは、チャートパターンにより転換したと見ている人もいれば、ダウ理論によりまだ目線は転換していないと見ている人もいる点に注意が必要です。

一方、逆三尊(ヘッド&ショルダー)に関しては、ネックライン=目線転換線(安値を更新した高値)となります。よって、このラインのブレイクはダウ理論から見ても転換を示唆することから、転換を示唆する力はダブルボトムより強いと言えます。

下図には、上図で示したダブルボトム、逆三尊の逆パターンを示しますが、上の説明の真逆と捉えて頂ければ問題ありません。

チャートパターン(ダマシ)

さて、チャートパターンを認識する上で、一つ理解しておかなければならないことがあります。

それは、『ダマシとなる可能性がある』ということです。

チャートパターンのような視覚的に分かりやすい分岐点は、それを逆手にとって、ダマシとして機能するケースも一定程度発生します

例えば、下落トレンドの最中でダブルボトムを形成し、ネックを多少上抜き、買い注文を誘った後に、すぐさまネックラインを割り込み、再度下落していくといったケースです。

こういったダマシには初心者の頃に引っかかり易いですが、その理由は例えばチャートパターンだけを見て判断してしまうといったような「視野が狭い」ことに起因しています。

よって、チャートパターンについては、あくまで環境認識により優位な方向へ相場が反転しそうな箇所を想定し、そこで優位方向への転換を確認する目的で活用することをお勧めします。

エリオット波動:旨味のある波の見極め

ダウ理論に続いて、エリオット波動も相場を理解するのに役立ってくれます。

相場を見ていると分かることですが、相場は『波』を描いて動いていきます。もちろんいつでも必ずということではなく、綺麗な波を認識できることもあれば、波と認識できないような時もあります。

エリオット波動とは、そういった相場が描く基本的な波をパターン化し理解することで、将来の値動きを読んで予測しやすくする考え方です。

ここではあまり細かいことに触れるつもりはありませんが、大切なのは

優位性が高いのは『推進波』、その中でも狙うべきは『3波』

ということです。

エリオット波動(上昇トレンドの場合)

先ず、上の図は上昇トレンドにおける推進波と調整波(修正波というのが、正式名称なようですが、感覚的にしっくりくるので調整波と呼びます。)が示されていますが、上昇中において推進波の方が調整波よりも波が大きくなるため、必然的に推進波を狙った方が優位性が高まります

またその中でも、3波を狙った方がいい理由ですが、1波はブレイクするまで1波になるか分からないからです。下図の例で言えば、黄色矢印のように目線転換を上抜けば1波完成となりますが、必ず上抜けるわけではありません。

1波狙いのつもりで下図のような箇所から反発を見て買ったとしても、前項で説明したダウ理論でいう、『目線転換線』を上抜くまでは売り目線のトレーダーも多いことから、頭を押さえられて転換できない可能性も十分あります。

とはいえ、下ってきた調整波もいつかは上昇に転じることから、環境認識力が高くなれば反転の可能性が高い場所を見極めた上で、上図のような箇所から1波を狙って買っていくトレードもできなくはないです。

しかし、実力に合わないような無理なトレードをして、変に負け癖をつけないためにも、特に初心者の頃はそのようなトレードは控えることをお勧めします。

ブレイクの判断

エリオット波動における3波は美味しい波なので狙いたいところですが、そのためには先ず1波の発生を確認する必要があります。

転換候補となる箇所でチャートパターンを確認して、ネックラインや目線転換線をブレイクすれば1波発生となりますが、ここで実際相場と向き合うと一つの問題が生じます。

それは、どこまで抜けたらブレイクしたとみなすのか?ということです。

恐らく多くの方が、ネックラインや目線転換線をブレイクするかという場面で、リアルタイムで動く価格に釣られてエントリーしたものの、終わってみればヒゲ先がチョロ抜けしたに過ぎず、高値掴みとなって損切… という失敗の経験があるのではないでしょうか?

私はこれに対して、110%ルールを適用しています。

下の図で説明すると、チャートパターンの値幅に対して、1割以上抜けたらブレイクしたと判断するということです。

押し目候補などの価格が転換していく可能性のある場所では、多くのトレーダーがその値動きに注視しています。

そういった箇所では、先ほど説明したダマシを回避するのに、この110%ラインがとても役立ってくれます。

さもなくば、チョロ抜けのたびに翻弄されてしまい、無用な損失を量産してしまうことになります。

ちなみにそういった意識で相場を監視するとよく分かるのですが、ブレイクしたかどうかの瀬戸際となることから、ブレイクさせたくない側の抵抗により、110%ラインが最後の攻防ラインとして機能するケースは少なくないです。

とはいえ、どれだけ明確に基準を定めても、110%ラインをヒゲ先だけが抜けて耐えるケースや、実体の抜けが甘く、決着が着いたとみなされないケースもありますので、最後は自分自身で総合的にみて判断しなくてはなりません。

水平線:節目の設定

相場には、多くの相場参加者に意識されるような価格帯があります。

例えば、下の画像のような水平線のことです。

価格は上下に波を描きながら、上昇や下降していきますので、タイミングとしては、下降から上昇もしくは、その逆のような『波が反転していく場所』からポジションを持ちたいものです。

そして、その反転していく可能性のある場所を示してくれるのが、水平線になります。

水平線に関しては、別の記事で詳しく記載しますが、上位時間足の主要な高安値上位時間足の高値圏ネック急落の起点ブレイクの起点ギャップキリ番(例:162.00円)など、意識されそうな水平線は何本か引くことができます。

ただ重要なのは、

必ず機能する水平線など無い

ということです。

この後で説明するMAやフィボナッチといった別の根拠が重なってくることで、その箇所が反転箇所として機能する確率が高まるものですが、

どれだけ確度が高そうな水平線であったとしても、この後で説明するプライスアクションを見て反転を確認することがとても大切です。

MA:押し目候補の選定

MAは、体感的にダウ理論の次に注目されているツールであり、ダウ理論と同様に目線の方向付けにも活用される重要なツールとなります。

また方向付けのみにとどまらず、押し目候補の選定にも活用することができます。

押し目候補とは、例えば上昇トレンドが出ている時に、下落してきた調整波が反転して上昇に転じる可能性のある候補のことです。

1つ前に説明した水平線や、この後に説明するフィボナッチも同様に押し目候補の選定に活用できます。

前述しましたが、MAだけで活用するよりも、他の根拠との重複する箇所の方が、押し目候補として機能する可能性は高まりますので、その他のルールと併用することが大切です。

フィボナッチ:押し目候補の選定、TP

フィボナッチも、先ほど説明したMA同様、押し目候補の選定にとても有用なツールです。

例えば上昇トレンドが続いている中では、直近安値から直近の高値に向かって、フィボナッチを引いて活用します。

浅い押し目として38%、深くなると50%や62%が使われますが、特に50%や62%が意識される可能性が高いです。

上図の例では、50%で戻り目が機能していることが分かりますが、水平線(レジサポ転換)とフィボナッチ50%の重複箇所でもあります。

しかし、ここで必ず反転する!との考えは危険になります。

というのも、見方を変えてみれば、上位時間足のMAがもう少し上にあり、フィボナッチ62%とも重複してくることから、「フィボナッチ62%と上位時間足のMAまで戻したら売ろう」と考えているトレーダーも存在する(かもしれない)からです。

水平線やMA、フィボナッチ等、様々なツールが重複する箇所は、それだけ意識される可能性が高くなります。ただし、必ず機能するという意味ではなく、あくまで

攻防の分かれ目(分水嶺になりやすい)

という意味である点にご注意ください。

MTF分析(マルチタイムフレーム):複数時間足の相互関係を加味した判断

チャートは大きいものには月足や週足、日足から始まり、小さいものは、1時間や5分足、1分足まであります。

そして、上記で紹介したダウ理論やエリオット波動など、全ての相場分析が、それぞれの時間足に対して行われています

そのため、『ある時間足では買い目線』なのに、『別の時間足では売り目線』というような、時間足によって相反する見方が出来てしまいます。

MTF分析は、そういった

複数の時間足の相互関係を理解した上で、相場分析を行う分析のこと

です。

これが出来ていないと、下位時間足にて毎回同じようにトレードしているつもりでも、上位時間足の環境が異なる為、毎回異なったトレードになってしまいます。

トレードで勝ち続けるというのは、似たような状況における優位性を見つけ出し、確率の高い方に、BETし続けることに他なりません。

せっかくトレードで練習や実践を繰り返していても、MTF分析できていなければ『その方法が優位なのか』が判断できないため、いつまで経っても優位性を見つけ出すことが出来ません。

よって、MTF分析は相場を分析するのに必須と言える分析方法なのです。

さて、MTF分析を行う上で、最も大切な原則があります。それが

上位時間足は下位時間足に勝る

ということです。

分かりやすい例で言えば、下の図のように、下位時間足で綺麗に上昇トレンドが継続していても、上位時間足の戻り目候補や目線転換線などに引っかかれば、簡単に上昇トレンドは終了してしまいます。

もう一つ似たような例を挙げると、下位時間足で下落トレンドに乗ろうと思っても、上位時間足のレンジ下端間際であるなど、何らかのサポートラインがあれば、下位足の下落トレンドは容易に終了してしまいます。

つまり、ここで伝えたいことは、

ひとつの時間足の中でどれだけ多角的な分析を行っても、上位時間足の影響を見落としては意味が無い

という事です。

裏を返せば、上位時間足の状況下における現在位置を把握したトレードが出来るだけで、大きな優位性を身につけることができるということになります。

MTF分析のレベルが上がると、相場参加者全体の認識と、自分自身の認識のシンクロ率が高くなってくることから、値動きの予測精度が高まり、簡単に勝てるトレードが増えていきます。

ターン・セオリー・シーンを意識する

ここで説明するのは分析ツールではなく、相場の値動きの捉え方です。

相場の値動きは、無意味に上下しているのではなく、相場参加者らの「意図」が反映されて動いているものです。

よって、現在の値動きがどのような「意図」で動いているのかを、相場参加者の認識と合わせることで、優位性を高めることが出来ます。

まず、ターンについてですが、相場は売り買いの攻防なので、値動きは上げたり下げたりを繰り返しています。レンジ相場ではそれが顕著で、まさに上げたり下げたりを繰り返しているのですが、その均衡はどこかで崩れ、どちらか一方に勢いが出て、崩された側は防戦一方になり、価格が上昇(もしくは下落)していくことになります。

この上げたり下げたりというのは、カオス相場で読むのが難しい時もあるのですが、攻防がハッキリしていれば、「節目となるレジスタンスラインへの2回目のトライが切り下げで失敗したので、次は下にあるサポートラインを試すターンとなりそうだな。」といった感じで『上が失敗したので、次は下を試す』というような捉え方が出来ます。

この捉え方が、相場を『ターン』で捉えるということです。

これが分かると、「現在は安値を試すターンだから、サポートラインまでは売りで攻めよう」とか、「上昇ターンだけど、まだレジスタンスラインを試すに至っていないから、まだここでは反転(下落)はしないだろう」といった具合に、売り買いどちらで攻めるかといった環境認識に活用することが出来ます。

次にセオリーですが、相場には通常はこう動きやすい、この値動きの次にはこうなることが多い、といった「値動きのセオリー」があります。具体的に言うと、

  • 節目や押し目候補は2回トライしやすい
  • ネックや目線転換線を上抜けた(1波)後は、安値を試す動き(2波)が発生しやすい(安値試しが耐えれば3波発生)
  • 押し目は半値程度で折り返しやすい
  • フィボナッチ62%を下抜けると目線転換をトライしやすい
  • MAの傾きが強いうちは反転しにくい

といった内容です。

もちろん、必ずこうなるわけではなく、それ以外の相場状況の影響を受けることは言うまでもありません。

ですが、こういったことが分かってくると、「目線転換を上抜いた後の安値試し中だから、この短期下落が下げ止まったら買いだ」とか「目線転換ブレイク狙いでポジションを持っているが、1波なのである程度伸びたところで一旦利食っておこう」といったように、その状況に応じた的確な判断をサポートしてくれます。

そして、シーンですが、とても大切な概念です。

環境認識で分かってくるのは、値動きの方向、勢い、価格が止められそうな箇所、反発の強さなど、現時点での状況です。それは、写真を撮って映る「その瞬間」の状況というイメージです。

一方、シーンというのは、「これまでの流れの中での解釈」というイメージ。

冒頭に、「相場の値動きは、相場参加者らの意図が反映されて動いているもの」と言いましたが、この言葉の通りで、値動きは無意味に動いているわけではなく、以下のような感じで「目的」をもって動いています。

  • 持合い中(価格が止められそうな箇所で、売り買いのバランスが釣り合い、均衡している状況)
  • 天井・底値探り中(価格が止められそうな箇所で、少しずつ天井・底値を更新している状況)
  • 高値・安値試し中(価格が目線転換を上抜き、下落から上昇に転じた際、一旦安値を試す状況)
  • 収縮中(価格が止められそうな箇所や、大きな値動きの後で、売り買いのバランスが釣り合い、徐々に値幅を狭めている状況)
  • 調整中(上昇中において、一旦価格が下落もしくは横ばいになる状況)
  • 推進中(推進波が進んでいる状況)

なので、単純に価格が上昇していたとしても、その上昇が何を意味するのか?

  • 上昇局面における推進波としての上昇なのか
  • 下落局面における調整の意味での上昇なのか
  • 持合い中(レンジ)の中での上昇なのか
  • 価格が止められそうな箇所での、最後の上昇になるかもしれない上昇なのか
  • 上昇局面から目線転換を下抜いた後の上昇(高値試し)なのか

この解釈が分からなければ、映画のヒロインが泣いていることが分かっても、その涙の意味が分からないのと同じで、「全く相場(映画)を理解出来ていない」ことになってしまいます。

他にも色々あるけれど…

私がおススメする主要な分析ツールは以上となりますが、ここで紹介した以外にも、相場を分析するツールは山ほどあります。

しかし、似たような機能のものも多いことから、同じようなツールを複数使う意味はありません。

種類が多いということは、それだけ使用する人が分散します。

相場参加者全体の認識と、自分自身の認識を合わせることが目的なのですから、マイナーなものであるほど、利用者も少なく、相場に与える影響は小さくなることから、目的にそぐわなくもなります。

また、分析ツールは多ければ良いのかといえば、決してそうではありません。

というのも、相場で勝つためには、知識(分析ツールを知っていること)も必要とはなりますが、それ以上に

『得た知識を練習や経験を通じて、会得すること(出来るようになること)』

がとても大切だからです。

監視ツールを増やせば増やすほど、それらを身に付けるのに時間もかかることから、紹介した六つのツール等の、主要なツールから順に一つ一つ慣れていくのが良いと思います。

シナリオ想定

シナリオ想定とは、現時点の相場状況から推測される値動きのパターンを想定し、パターンに応じた売買プランを検討することです。

冒頭、シナリオ想定の必要性については

  • 波に乗る確率を高める
  • 不要な負けを減らす

ためだと説明しました。

簡単におさらいすると、

「波に乗る確率を高める」に関しては、シナリオ想定しておくことで、その通りの値動きが来た時、既に待ち構えて準備できているので、狙った波に乗りやすくなるということでしたね。

そして、「不要な負けを減らす」に関しては、シナリオ想定しておけば、シナリオ外の動きに対して、無計画に手を出してやられにくくなるということを説明しました。

それでは、それぞれについてもう少し詳しく解説していきましょう。

波に乗る確率を高める

先ず①「波に乗る確率を高める」についてですが、人は想定していなかったことには、対応するのが難しいものです。

例えば、野球で相手投手の球種を頭に入れて狙い玉を定めておけば、その投手からヒットを打つ可能性は高まりますが、新たな球種やデータのない投手に対して対応するのは難しいです。

また、カスタマーセンターなどの受付業務においても、クレームのパターンについて事前に知っておけば、知らずに対応するよりもはるかに上手に対応できます。

相場での例を挙げれば、

上図のように、明確な下落トレンドに遭遇したとします。(適当な過去トレード練習の写真なので、コメントは気にしないでください。)

無事に下落の波に乗れたものの、急な上値試しにより、建値まで戻しておいたStopLossに引っかかってしまいます。

これも、想定していないと、「急な上値試し」に翻弄されてしまい、ここからさらに上昇するかもしれないし、どうしよう、、、とアクションを取ることが難しくなります。

このように準備できていなかったことに対応するのが難しいというのは、あえて説明の必要がないほど明白です。

逆に言えば、目線転換を上抜くまでは、たとえStopLossにかかっても、シグナルさえ出れば売りで攻める。と決めておくことで、対応できる可能性が高まります。

また、面倒がって1つとか2つの想定で済ませてしまうと、シナリオ通りの値動きとなる確率が下がってしまうことから、その分相場の波に乗れる確率が下がってしまいます。

以上のことから、シナリオは一つではなく複数想定しておくことが望ましいといえますので、時間を使って丁寧に見落としなく想定するようにしてください。

ちなみに、シナリオ想定にかかる時間はトレードスキルの向上に伴い、だんだん短くなってきますので、今時間がかかって大変という方も、諦めずに希望を持って練習を積み重ねてください。

不要な負けを減らす

次に、②「不要な負けを減らす」についてです。

これに関しては、ちょっと説明が難しいので長くなりますが、とても重要な事項ですので、ぜひしっかりと読み込んで、腑に落としてください。

相場において「勝ち続けること」とは、イコール「不要な負けを減らすこと」に他なりません。

勝ちトレードをどれだけ増やしても、それを負けトレードが上回れば、いつまでたっても勝てないからです。

よって、負けトレードを減らしたいですが、すべての負けをなくすことは出来ません。

トレードは、どれだけ頑張っても確率の勝負ですので、負けるときは負けます。

負けを受け入れなければ、確率の世界で利益を出すことが出来ないからです。

負けを受け入れる必要があるものの、相場には「必要な負け」と、「不要な負け」があります。
優位性のある箇所で適切にポジションを持って負けたのであれば、それは「必要な負け」と言えます。

一方、何らかの理由で

  • 環境認識的に不利な場面にも関わらずポジションを持ってしまった
  • 押し目候補箇所で優位なプライスアクションを確認せずにエントリーしてしまった
  • 感情的になって、値動きに釣られてエントリーしてしまった

ことで負けてしまったのであれば、それは「不要な負け」となります。

不要な負けを分類

では、私自身の過去トレードを振り返り、トレードの勝ち・負けを分類してみます。

下図には、例として勝ち・負けトレードをイメージしてもらうために、概念図を記しました。

自分が実施したトレードが、赤(勝ち)と青(負け)のボールで色分けされ、箱に中に入っているというイメージです。

負けのボールの種類を見てみると、「必要な負け(青実線)」と「不要な負け(青点線)」があります。

「不要な負けを減らす」ことが出来れば、必然的に勝ちのボールの方が多くなるので、トータルで勝てる状態となります。

更に詳しく見てみると、不要な負けの中にも、「知識不足」「想定不足」「負の感情」といったように、いくつかの種類があります。(実際には、もっと多くの種類があります。)

負けトレードシェアNo1

不要な負けを減らすために、負けトレードの中でも負け額の多くを占める要因を知っておく必要があります。

みなさんはトレードの勝ち負けの表現として、小さく積み重ねた勝ちを、大損失で吹っ飛ばしてしまう、いわゆる「コツコツドカン」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

この「ドカン」は、いわゆる「大損失」で、相場を退場する最大の要因にもなり得ます。

後に説明しますが、相場はこの「大損失」をやらかせる環境であることから、これを減らすことを一番に考えなくてはなりません。

負けトレードを少し違った観点から分類してみると、

  • 感情の影響を受ける前の負け(主に初回負け)
  • 感情の影響を受けた後の負け(主に2回目以降の負け)

に分類することができます。

そして、その大損失はほとんどのケースにおいて「感情の影響を受けた後(2回目以降)」に引き起こされます。

つまり、負けトレードのシェアNo1は「負けの連打」、「損切できない」、「ロット引き上げ」といった感情の影響によるものとなります。

なぜ感情が大損失を引き起こすか

では、なぜ感情の影響を受けると、大損失を引き起こすのでしょうか?

先ず、前提として人は負の感情の影響を受けた時に、やらかしてしまう生き物です。
例えば、「怒りに任せて、暴言を吐いてしまう」、「悔しくて、ヤケ食いしてしまう」、「苛立ちが抑えられず、パンチして壁に穴を空けてしまう」といった具合にです。

自分のトレードを見返しても、大きくやられたトレードは、不用意な負けが続いて苛立っていたり、エントリー躊躇によりチャンスを逃し後悔していたりと、負の感情の影響を受けた時が圧倒的に多かったです。

これは何故かといえば、人間は負の感情の影響を受けてしまうと、IQが下がり本能優位のスーパーポンコツ君に成り下がってしまうからです。

こうなると、どれだけ知識がある人でも、見落とし・近視眼・思い込み・バイアスのオンパレードになってしまい、とてもじゃないけど相場の優位性を見いだせる状況ではなくなってしまいます。

また、優位性が見いだせないだけならば良いのですが、負の感情の影響を受けているということは、一旦トレードで負けているので、大概は「取り返したい」という状況に陥っています。

悪いことに相場は『本能的な行動を逆手にとって動くように出来ている』ので、「優位性の低いトレードを頻発する」「損切幅を広げる(損切しない)」「取り返そうとLotを上げる」といった本能的な行動は、見事に裏目に出てしまい、大きく負けることとなってしまいます。

感情による悪影響を減らすためには

この感情による悪影響を減らすために出来ることは大きく二つあって

  • 感情の発生を防ぐ
  • 感情の影響を相場に反映しないようにする(感情による本能的な行動を止める)

このどちらかでしょう。

「①感情の発生を防ぐ」から説明していきますが、そもそもどういったときに負の感情が生まれるのでしょうか。

大損失の引き金「負の感情」が生まれる時

これはもう、シンプルに負けることで「悔しい」「取り返したい」「もういいや」といったように、負の感情が発生してしまいます。

中でも、「なんでこんなところでエントリーしちまったんだ…」と、後で見た時に後悔するようなしょーもない負けが、一番精神的ダメージがでかいですよね。

だから、そのしょーもない負けをなくすことが出来れば、大部分の負の感情をなくすことが出来ます。

自分自身のしょーもない負けを振り返ってみると、「シナリオ想定していなかったために、反射的にエントリーしてしまった」とか、「準備が足らずに見落とし、思い込み、安易な決めつけで優位性の低いトレードになってしまっていた」とか、「調整波を狙って負けた」とか、いつも不用意なトレードが引き金になっていました。

どの業界でも「安全第一」といわれるように、安全は最重要事項となりますが、トレードの業界においても、「事故・災害=大損失」の引き金となる不用意なトレードを減らすことは、この世界で生き残っていくための最重要事項と言えます。

大損失の芽(不用意なトレード)を摘む

不用意なトレードによる負けが負の感情を産み、負の感情が大損失を引き起こすことから、この「不用意なトレード」=「大損失の芽」を摘むことに全力を注ぐ必要があります。

不用意なトレードというものを具体的に言えば、

  • 優位性が低い場所でエントリーしてしまう
  • 環境認識の知識はあるものの見落としがあり、優位性の判断を誤ってしまう
  • 環境認識の知識はあるものの短期足や特定の指標に捉われてしまい、優位性の判断を誤ってしまう
  • 優位なプライスアクションが形成される前にエントリーしてしまう
  • 売り・買いどちらかに移入してしまい、優位性を過大評価してしまう
  • エントリーするも損失となった場合、逆に進む値動きを狙ってしまう

といったものです。

1つずつよく見ていくと「何かが不足していてミスした」ということが分かります。

主に不足するのは、「知識・環境認識力・プライスアクション判断力・訓練・準備」でしょうか。

そして、実はここに挙げた項目のうちほとんどは、学んで訓練すれば減らせるので、そういった「不用意な負けトレード」があるぞという人はこのページで紹介しているような環境認識やプライスアクションを学び、訓練してみてください。

しかし、「準備不足」に関してはちょっと毛色が違って、トレードの上達過程や、上達後でも足を引っ張ってきます。

これは性格によるかもしれませんが、私はこの準備不足により、不用意な負けを量産していたのに、そのことになかなか気づくことが出来ませんでした。
準備不足による負けとは、本来ならしっかりと環境認識を行い、トレードプランを立ててトレードするところを、適当に環境認識してしまい、見落としなどにより優位性の低いトレードをしてしまうことです。

準備不足による負けトレードは、先ほどから説明してきたように負の感情を生んでしまうことも悪影響の1つですが、それ以上にトレード力の成長を阻害してしまうことが厄介です。(これについては、この後説明します。)

さて、準備不足によるトレードを防ぐには準備、つまり環境認識やシナリオ想定をしっかりやるしかないです。

でも、私はそんな簡単なことがなかなか出来なくて、ズルズルとなかなか勝てない期間をすごしてしまいました。

よって、同じような状況に陥っている人がいれば、参考にして貰えるように、そもそも何故適当にトレードしてしまっていたのかについて、これまでの経験を振り返ってみました。

不用意なトレードをしてしまう理由

私自身、過去を振り返って分かったことですが、「適当なトレードがそんなに悪いものだとは知らなかった」ことが一番の理由です。

普通に考えて、適当にやったらダメというのは、誰でもわかることですし、私だってその位は分かっていましたよ。でもね。

しっかりと丁寧にトレードしようと思っても、気付いたら適当なトレードをやっちゃってるんです!
やらかした!絶対に次のトレードはルール通りやろう!と思った1分後には、ルールを無視しちゃってるんです!
それでも、継続していればいつか勝てるようになると思っていたんです!
誰か、タイムマシンで過去に戻ってトレード始めたての私にアドバイスしてあげてください!
イタチさん、イザナミかけて改心させてください!
「死ぬ気でルールを守れ!準備しろ!」と…

すいません、取り乱しました。気を取り直しまして、、あなたは適当なトレードがダメな理由を説明できますか。少し時間をとって考えてみてください…。

不用意なトレードがダメな理由

いかがでしょうか。

トレードの訓練というのは、トレードにおいて「自分は勝てる」ということを刷り込んでいく行為になります。

ですが、せっかく勝てるロジックが構築できできたとしても、合間合間に適当なトレードを挟んで負けていては、いつまで経っても「勝てる感覚」が育ちません。

スポーツ等でも同じですが、先ずは「正しい動作(フォーム)」を正確に繰り返し練習するというのが王道です。

それなのに私は「うまくなるためにはたくさん練習した方がいい」という考えだったので、使える時間の中で、出来るだけ多くの練習ができるように急いで取り組んでいました。

そして、この急ぎの心理により動きが雑になり「正しい動作(フォーム)」を繰り返すことができず、いつまで経っても正しい動作を身につけることが出来なかったのです。

しかも、これは「勝てるロジックを構築出来てから。」の話です。

ある程度、「こうすれば勝てる。」ってロジックがあってもブレてしまうのに、そのようなロジックがない状態であればなおのことです。

この理由以外にも、プロがひしめき合うこの世界で、ライバルたちが抜け目なく準備万端な中、適当なトレードをしていては勝てる(勝ち続けられる)訳がない、というのは分かってもらえるものと思います。

適当にトレードしていてはどれだけ回数をこなしても、なかなか成長できないため、

一回一回のトレードを丁寧に実施することは、トレードで勝ち続けるために必須である

ということを胸に刻んだら、次に、「②感情の影響を相場に反映しないようにする(感情による本能的な行動を止める)」について説明します。

感情の悪影響を最小限に留める

十分な訓練を積み、準備不足の癖も無くなってきた。となれば、理論的には勝てるようになっていくはずです。

しかし、それでも勝ち続けられないとしたら。

必ず、結果の背景には何らかの理由があります。

勝てない理由はいくつか挙げられると思いますが、その一つに「負けトレードによって、生じた負の感情の影響を、相場に反映してしまっている」ことが挙げられます。

トレードは、どれだけしっかり訓練して、準備しても、負ける時は負けます。

トータルでプラスのトレーダーでも、必ず負けトレードがあります。

適切なトレード執行による負けは、必要コストとして受け入れなければなりません。

ですが、受け入れたとしても、嫌なものは嫌ですよね。

前述したように、負の感情は私たちのIQを下げ、自分で決めた相場の優位性(手法)に従うことを難しくするので、こういった時にルール外のトレードを行ってしまい、不要な負けを発生させ、トレードのトータルプラスの足を引っ張ります。

そして、その負の感情が「正しいトレード」を行ったことによる、「正しい負け」によっても発生してしまう、というのは由々しき事です。

不の負の感情が発生したのであれば、トレードから即刻手を引くのがベストです。

しかし、そもそも自分の心の中に、負の感情が発生したのか、またそれがどのくらい強い感情なのか、それは温度計のように視認できるものではないため、自分で気付くことが難しいです。

また、そのことに気付けたとしても、負の感情が強い場合、その影響下から抜け出すのは容易ではないです。

そこで活用できるのが、「こうなったらこうする(2連敗したらPCの電源を切る、押し目候補を下抜けたら環境認識しなおす)」といったルール決めです。

これは「if-thenプランニング」と呼ばれ、心理学・脳科学などの学術研究で効果が立証されているテクニックです。

脳は「XならばYする」というパターンを記憶しやすく、決めておくことで、その命令に従いやすくなるようです。(当然、これを繰り返し訓練することは必要です。)

これは前述したシナリオ想定において、

・値動きの想定をしておけば、狙った波に乗れる確率が増える  のも

・狙った値動きではないときに、不用意に手を出さなくて済む  のも

このif-thenプランニングという人間の特性を上手く活用した方法であることが分かると思います。

良い想定をするために

良い想定をすれば、必然的に勝つ確率が高まります。

想定は感覚的なものになりますが、私の場合は環境認識も含め、以下のように実施しています。

  • 環境認識で挙げたようないくつかの主要な相場分析ツール等を活用し、上位足から中位足を環境認識
  • 上位足の現在状況の中で、中位足の値動きの解釈(持合い中、天井・底値探り中、高値・安値試し中、収縮中、調整中、推進中等)を俯瞰して想定。
  • 優位性があると判断できれば、反転の根拠となる箇所で下位足でターンの切り替わりを確認してエントリーする(その際、下位足に捉われないように注意)

言語で伝えるには限界がありますね。

相場環境を加味して、ちょっと押し目としてはまだ浅すぎるなとか、勢いがあるので押しを待っていては乗れなさそうとか、シナリオ想定は定量的に判断できるものではなく、感覚的な判断となります。

そして、感覚的な判断というものは、自分の精神状態の影響を受けます

前項で紹介したように、トレードは負の感情の影響を受けやすいということを紹介しましたが、そこまで大きい感情でなくとも、人はささいな体や感情の影響を受けてしまうものです。

例えば、ちょっと体調が万全ではないときに、イラつき易くなってしまったり、同僚から言われた一言が気になりモヤモヤしてしまって、落ち込みやすくなってしまったり。

よって、そういった影響が少ない時にシナリオ想定することが、良い想定をするコツです。

良い状態というのは、心身共に健やかである状態なので、体の面では「日ごろの食事・運動・睡眠習慣」を整えることが大切ですし、心の面では、朝起きて動き始めたあたりが、一番状態が良いものです。

そのように良い状態でシナリオ想定をしてみて、今日はこの辺りがチャンスだなと「しっくり」くる、その感覚があるときは、相場に対し優位性という武器を持って戦いを挑むことが出来ます

逆に、よく分からないときは「分からない」で良いのですが、そこで焦りの心理があったり、気分が落ち込んでいたりした場合、気付かないうちに無理にこじつけたり、無理やりチャンスを探そうとしてしまうなどして、歪んだ形での判断となってしまうことで、歪んだ偽りの武器で戦いを挑むことになってしまいます。

どこまで想定するか

シナリオ想定は面倒ですが、想定しようと思えば、様々なパターン想定することが可能です。

では、どの程度の範囲までシナリオを想定しておけばよいのでしょうか?
デイトレードであれば、範囲としては、当日動く可能性のある範囲が妥当かと思います。

ですが、それ以上に大切になるのは、自分にとって最悪のシナリオを想定しておくことです。

例えば、下の図のように、価格は戻り目候補まで到達したとします。


上位の環境も強く下げているので、ここで反転し下落していくかもしれないと、プライスアクションを監視します。

戻り目候補で一度しっかりと反発した後、戻り目候補への2回目のトライは、1回目のトライより切り下げた位置でレジスタンスされ始めました。その後、一旦ネックを下抜いたため、売りを仕込むも再度揉み合いへ突入。

エントリーしてから逆行しているので、ポジションは含み損のまま揉み合いが続きます。

なかなか思惑通りの方向に進まない、じれったい値動きに、ストレスが溜まります。

その後、散々揉み合った結果、上方向へ抜けて損切り。
マジか!逆だったかと、急遽途転して買いエントリーするも、上方向への動きがさらに騙しになって、結果、当初想定していた方へ進んでいってしまいました。

これは、戻り目候補での転換兆しが一旦騙しになって、順行していったというパターンですが、頻繁に起こるわけではないものの、ある程度の確率で発生します。

こういった、自分ならこんな値動きされたら置いていかれちゃうわ〜って値動きまで想定しておけば、今回の例のように相場に振り回される可能性は、かなり減らすことができます。

それは受付業務において、通常のQ&Aだけではなく、ハードクレームも想定しておくようなものです。
ハートクレームを想定しておけば、同様のクレームが来た時にある程度冷静に対応できるようになりますよね。

逆に想定していなければ、慌てふためいて、変に謝ってしまったり、出来もしない条件を飲まされたりしてしまい、クレーム対応は長引いてしまうものです。

また、目線転換線を意識しておくことも大切です。
往々にして、買いを狙っていて、なまじ途中で損失を被ってしまうと、何故か「買い側にバイアス」がかかってしまうものです。
そして、目線転換線を下抜かれているのに、いつまでも買いポジションを狙ってしまい、さらに損失を重ねてしまうことがあります。

押し目候補の一番深い場所、それは目線転換線です。
よって、ここを抜かれるまでは買い目線!というように事前に決めておくというのも、役立つテクニックの一つです。

正直、複数のシナリオを想定することは面倒なものです。

だけど、その手間を惜しむと、せっかく『相場で利益を上げるだけの十分な知識がある』のに、想定していなかったがゆえに、それを活かせない。という、勿体無いことになってしまいます。

相場の値動きが『想定内』になれば、その波に乗れる確率を高め、振り回されて損失を重ねるリスクを減らすことができますのて、是非デモトレードや日々のリアルトレードでシナリオ想定の力を養ってください。

プライスアクション

プライスアクションを確認する必要性

冒頭にも書きましたが、値動きが反転する可能性のある箇所まで価格が到達したときに、それだけの理由でエントリーするのは得策ではありません。

というのも、再度書きますが、

上級者は「価格が押し目候補に到達した」だけではポジションを持たないから

です。

具体的な例で示すと、

長期足で下落トレンドが出ており、まだ下落の余地はありそうです。(週足で見てもサポートはなさそうです。)

そんな中、価格は一旦調整してきました。そして、フィボナッチ50%付近、日足MAかつギャップ箇所といった複数の根拠が重なる「戻り目候補」まで到達。

そして、この根拠が集まる箇所で価格が上げ止まりを見せたので売りエントリー。

しかし、無情にもこの価格帯を上抜けていってしまいました。

確かに複数の根拠が重なる箇所では、注文が集まり易いです。

実際、こういった箇所では売りが集まることで、調整してきた値動きも一時的にレジスタンスされ、値動きが停滞するシーンをよく見かけます。(上図でも、一定の売り注文が入ったからこそ、一時的に値動きが停滞しています。)

ですが、多くの上級者は「価格が到達・停滞した程度」ではポジションを持ちません。

では、上級者は相場の転換についてどのように考えているのでしょうか?

相場では、誰かの損失が誰かの利益になるため、上級者がここで利益を上げるためには、初心者がとりがちな行動について理解するのが近道です。

初心者が取りがちな行動は、私が散々やらかしてきていますので、過去を振り返って説明します。

初心者であっても、ある程度環境認識力がついてくると、例えば上昇局面における押し目候補の選定等が出来るようになってきます。

そして、その場所で見事に価格が下げ止まるのを見ることで、「やっぱり、ここで反発するぞ!」との思いが強くなってきます。

すると、

「ここから反転していくのならば、出来るだけ安いところから買いたい」

とか、小さなもみ合いの中でググっと上昇した時に、

「もう、これはブレイクする!置いていかれたくない!」

といった感じに、心が動いてしまい、一足早くポジションを仕込んでしまうんですよね。

早くポジションを仕込んでしまうということは、
『ここでポジションを仕込んでも、優位性が確保できる』
と考えていることになります。

しかし、本当に『ここでポジションを仕込んでも、優位性が確保できる』のでしょうか?

確かにトレンドが出ていれば、大きく見れば、トレンド方向に優位性があるのは事実です。

しかし、「どこまで押してからトレンド方向に進むかは分からない」ですし、もっと言えば「ここからトレンドが反転していくかも」しれません。

トレンドが出ていない状況や、何の根拠箇所でも無いような場所と比較すれば、相対的には反転の可能性は高いでしょう。ですが、『到達や停滞だけでポジションを持てるほど、可能性は高くない』というのが現実なんです。

結論として、押し目候補付近に到達し、かつ、実際の値動きが『そのように動く可能性が高まった時』にポジションを持ちたい、と上級者は考えています。

そして、その『そのように動く可能性が高まった時』というのが、『短期足の価格が反転した時』になる訳です。

自分が押し目候補を想定した箇所に到達したからといって、それだけで「ここから反転する可能性が高い」と考えるのは、思い込み・傲慢な考え方になっちゃうんですよね。

以上のような理由から、ここでは反転のプライスアクションを知り、上級者のエントリータイミングに近づけていくことで、トレードのパフォーマンスを向上を目指します。

どのようなアクションを待つのか

では、上級者は価格か反転したことを確認するために、どのような値動きを待っているのでしょうか?

相場の反転パターンはいくつかありますので、以下にそれを示していきます。

先ず、一番に言えるのは、『環境認識とほぼ同様に判断できる』ということです。

よって、環境認識でも一番重要として説明したダウ理論から真っ先に押さえていきます。

ダウ目線転換線抜け

環境認識でも紹介しましたが、ダウ理論におけるトレンドの転換は、

  • 高値更新に至った安値を下回った時
  • 安値更新に至った高値を上回った時

となりますので、下のチャートで言えば、(A)を下回った時点でトレンド転換とみなすことが出来ます。

ストップロスの幅を狭めたい

短期足の転換を確認するには、今説明したように目線転換線の下抜けが一番確実です。
しかし、上のチャートからも分かるのですが、目線転換線を下抜いた時には、転換高値からかなり離れてしまっていることが多いです。

せっかくエントリーするのであれば、出来るだけ戻り目候補で形成したレジスタンス高値に近い場所からエントリーしたいもの。

何故なら、トレードはリスクリワードが大切だからです。
ストップロスが大きいほど、リスクリワードが悪くなって不利なトレードとなり、それを補うには大きな勝率が必要になってしまいます。

詳しく知りたい方は、バルサラの破産確率で調べてみてください。

トレードにおける利益率をさらに高めようと思うと、このストップロスをできるだけ小さくするためのテクニックが必要となるため、以降ではそれらをいくつか紹介していきます。

チャートパターンを使う

相場では、相場の転換や継続を示唆するチャートパターンを形成することがあります。チャートパターンは視覚的に分かりやすいため、形成されれば、それを基に転換を狙ってエントリーできます。

ダブルトップ・ボトム

転換のチャートパターンの一つです。

下落から上昇への転換の場合、2回目の安値トライが安値を切り下げられず、反転して直近高値をブレイクすることで、パターンが成立します。

下の図のような場合、目線転換線を上抜くよりも早く条件が成立するので、ストップロスの幅を狭めることができます。

ただし、目線転換線を上抜ける前のエントリーとなるため、目線転換線でレジスタンスされる可能性もあることから、目線転換線への2回目のトライが失敗したらExitするなどの工夫が必要です。

三尊・逆三尊

ダブルトップ・ボトムより発生頻度は低いですが、有名な転換チャートパターンの一つです。

下の図のようなパターンなのですが、このパターンのネックラインは、ダウ理論で言う目線転換線と重複していることが分かります。

ということは、ダウ理論の目線転換線による判断と変わらないようにも思えますが、チャートパターンとして認識する人が増えることから、より機能しやすくなるという利点があります。

また、相場が転換したのであれば、基本的に直近につけた安値を下抜くことは無いと想定されることから、最安値から直近安値までストップロスを引き上げることも可能です。

V字リバーサル

相場の転換は、基本的にダブルトップ・ボトムのように押し目候補などの場所を『2回試す』のが基本です。
しかし、稀に1回の試しで反転していくことがあります。
これが、V字リバーサルパターンです。

説明しておいてこんな事を言うのも変ですが、『初心者の方は、このパターンは捨てたほうが良い』です。
というのも、「1回でも反転することがある」という前提に立ってしまうと、それを過剰適用してしまうからです。
そうなると、普通にダブルボトムで反転していくような箇所で、「V字パターンだ!」と1回目のトライでエントリーしてしまい、損失を重ねてしまいやすいからです。

V字パターンは角度が急なので慣れてくると、「これは、V字形成トライ中だな」と分かるようになります。

V字パターンが成立したと判断されるポイントは、「急落(急騰)の起点を抜き返すかどうか」です。

よって、急落から押し目候補等の箇所から急反発してきたとすると、「急落の起点まで全戻しできるか?」を気にして監視することになります。

いずれにしても、本当に発生頻度は低いと考えたほうが良いです。
急落後の反発を見て、エントリーしても、すぐさま下落の勢いに飲まれて、損切りを量産しないように気をつけてください。

MAを使う

MAもエントリータイミングを計るのにとても有用です。

ただし、環境認識でも説明したように、一つのものに注視してしまうとほかの情報が入ってきませんので、MAだけを見るのではなく、チャートパターンや時間帯、指標発表時間など、複合的に判断できるようになりたいですね。

MAは、主に『勢いを測る』ことと、『パターンの信頼度を上げる』のに役立ちます。

先ず、『勢いを測る』についてですが、反転を示唆するチャートパターンが出たとしても、相場の勢いが弱まっていなければ、相場は素直に反転していかないことが多いです。

下図で説明すると、戻り目候補に到達し、形としてはダブルトップを形成したのですが、まだ上昇の勢いが強いということを、MAの角度である程度判断することが出来ます。そして、そのような状況であれば、一度下げても、もう一山つくるかもしれないと想定することが出来ます。

また、『パターンの信頼度を上げる』に関しては、MAが頭を押さえる形になってくると、そのMAが支えになって下落に転じていく可能性が高まったと判断することも出来ます。

MAは相場の平均を表してくれるツールのため、「一つのものに注視すると他が見えなくなってしまう」という問題を解消するためにも、環境認識やプライスアクションの際に併用したいですね。

さらなるチャレンジ

さらにストップロスの幅を狭めることができれば、1回のトレードで大きな利益を出すことも可能です。
エリオット波動の説明でも少し触れましたが、大きな波の中には、小さな波が含まれています。小さな波が集まって、大きな波が構成されているということですね。

それと同じように、例えばダブルボトムの中を下位の時間足で確認すると、小さなダブルボトムで構成されていることがわかります。
このように、ある図形を分解しても、同じような図形で構成されている構造のことをフラクタル構造といいます。
ストップロスを小さくしたいですが、大きいダブルボトムのネックラインは目線転換線より小さいとはいえ、それなりに大きくなってしまいます。

ですが、相場はフラクタル構造を形成することがあるので、ダブルボトムの中にある下位時間足のダブルボトムのネック抜けであれば、かなりストップロスを小さくできます。

ただし、気をつけるべきポイントが2点あります。
1つは、ダブルボトムの2回目の中にある下位時間足でも、同様に短期足の反転を確認すること。

これまでにも説明した通り、相場の反転の可能性が高くなるにつれて、上級者のポジションが入ってきます。

したがって、2回目のトライが反転したとの見方が強まるほど、上級者のポジションが入ってくるということです。

それはすなわち、2回目をトライする短期下落の値動きが安値を更新できずに上昇に転じる瞬間です。
さもなくば、上級者の注文がほとんど入ってこないので、一か八かのトレードになってしまいます。

もう1つは、途中で跳ね返ってくる可能性が高いということです。
確かに、いつも相場は一番小さい時間足から反転していきます。
よって、小さい時間足の反転でエントリーするというのは、間違いではありません。(だから、お伝えしています。)
しかし、小さい時間足からエントリーした場合、その後ネックラインや目線転換線といった、いくつかの壁を乗り越えなければなりません。

一番小さい壁を突破したことを確認してエントリーしますが、次の壁でのプライスアクションを見て、突破するか反発するかを監視し、ポジションを保有し続けるか、撤退するかを判断する必要がある訳です。
しかし、その代わりにリスクリワード比率を大幅に高めることができます。
デイトレードレベルだと、相場の監視が忙しくなるので、相場を見れる時にしかお勧めできませんが、スウィングトレードレベルなら、時間のない人でもそういったトレードが可能となります。

さらなる極みもあるが

最後の方は、トレードの利益率を高める意味で、かなりレベルの高い話になってしまいましたが、実は突き詰めればまだまだ上のレベルがあります。
ですが、その高い利益率を出すためのトレードは、しっかりと基本を押さえた先にしか存在しえないため、大切な部分がぼやけてしまわないように、このページではここまでの説明にとどめておきます。

パターンのダマシ

ここまでにいくつかのパターンを紹介してきました。

これ以外のチャートパターンを挙げることも出来るのですが、エントリータイミングにおいてはそこまでこだわる必要がないと私は考えています。

というのも、短期足はビッグプレイヤーなら、多少の価格を動かせてしまうからです。

よって、分かりやすい反転パターンを形成してから、一旦ロスカットとして設定されやすい箇所を割り込んでから順行していくという、「振り落とし」が発生することもあります。

そういったパワープレイは事故にあったと思ってあきらめるしかありませんが、意図的かは分からないものの環境認識でも少し触れたように、チャートパターンがダマシとして機能するケースがあります。

例えば下の図のように、下落トレンド中にダブルボトムを形成し、ネックを少し上抜き、買いの注文を誘ってから、下落していくといった形です。

勝敗が見た目で分かりやすいチャートパターンは、その形だけでポジションを持ってしまう初心者の方がたくさんいることから、特にトレンド方向に逆らったパターンが騙しとして機能しやすくなります。

このダマシのパターンは、初心者のポジションをトレンドと逆サイドへ誘導してから進んでいくため、初心者の損切を巻き込んで強めにトレンド方向へ進みやすいことから、エントリーポイントとして活用できるととても優位にトレードすることが出来ます。

ちなみに、このダマシは前の章で説明したシナリオ想定に活用することも可能です。

でも結局、絶対に勝てるエントリーポイントなんてない

さて、エントリー時のプライスアクションについてザっと説明してきました。しかし、ここまで書いといて何ですが、どこまで完璧な条件が揃っても、

絶対に勝てるエントリーポイントなんて存在しません。

これは、環境認識にも同じことが言えます。

環境認識でも、どれだけトレンドが強かったり条件が重なったからと言って、絶対に機能する反転候補なんてないのと同じで、どれだけ頑張って相場分析したとしても、絶対に勝てるエントリーポイントなんて無いんです。

というのも相場参加者は毎回異なりますし、仮に上級者10人の中の、8~9人が何らかの反転を示唆するプライスアクションで反転すると判断しても、1~2人のビッグプレイヤーがそれらを上回る反対注文を出せば、反転を示唆するプライスアクションはダマシとなってしまうからです。

それならば、どうすれば良いのか

どれだけ頑張っても『絶対に勝てるエントリーポイントなんて無い』のであれば、我々はどのようにポジションを持てばよいのでしょうか?

どうせ完璧が無いのであれば、ここで紹介したような基本のチャートパターンを基に、自分なりの「短期足が反転する可能性が高い」と判断するプライスアクションのルールを仮決定してみて、デモトレードなどを通じ、その結果を検証することで、そのルールをバージョンアップしていけば良いと思います。

  • 大きな環境認識が出来ていて
  • 押し目候補などの価格が反転する箇所を選定できていて
  • プライスアクションで短期足の反転を確認

出来ていれば、トレードとしては概ね問題ありません。

そして、短期足の反転は大きく見ればいくつかのパターンに分類することが出来るものの、その中の細かい値動きは、その時々によって毎回異なるものです。

プロであっても、毎回狙った波に乗れるわけではありません。

初心者・中級者に至っては、言わずもがなですので、波の構造を理解し、想定した波に何とか乗れるように、楽しんで試行錯誤してみてください。

狙った波に乗れなくても、その波を想定できたことを喜びましょう。波は何度でも来ます

「いいポイントから乗れたらラッキー」程度に考えて、そのポイントに少額でも良いので、ポジションをリリースしてみてください。

結論

最後に、先ずはここまでお読みいただいて本当にありがとうございました。

このページは本当に何度も何度も書き直しすることで、ようやく完成させました。
相場で勝っていくために必要となる基本的な知識は概ね記載できましたので、先ずはこれらの内容を押さえておけば、後は自信を持って練習を積み重ねていくだけです。

しかし、作ってみて思ったことは、「考えを伝えることは難しい」ということです。

網羅的に記載したつもりですが、記事を書く途中、入れ込みたいけど入れるのが難しく、別記事として掲載する必要のある項目がいくつかありました。

また、頭の中ではここに記載した情報や、記載し切れていない情報が「立体的に、相互補完的」に繋がり合っていますが、これを2次元のページに記載しなくてはならないので、どうしてもそれぞれがどのように繋がりを持っているのかが伝わりにくいと思います。

そして、それ以上に「最終的にはトレードで勝つためには、一定のトレードを繰り返すことによって得られる『感覚的な判断』が利益をもたらす」ため、その感覚的な部分については言葉のみで伝えるのは、難しいですね。

これだけは、自分自身で経験することにより獲得するしかありません。

長々と書いてきましたが、もし今過去に戻って、自分自身にアドバイスするとすれば、自分の努力を正しい方向に積み上げるためには、

  • 相場の全体像を理解する
  • 相場におけるスキルとは何なのか(何を向上させれば、結果が伴うのか)

を1番初めに整理しておくことが必要だ!との想いで記載しました。

私は、こういった基礎知識をろくに学ばず、自分で経験しながら覚えてきたため、今になって思えばとても遠回りして、無駄に時間を浪費してしまいました。

お読み頂いたあなたには、同じ落とし穴に落ちることなく前進していけるように祈っています。

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